2018年2月12日月曜日

Fav Disks 2017

あけましておめでとうございます。
今年も何とぞよろしくお願いします。


既に2月も中盤。
遅れに遅れての更新。
ウォーキングデッド正月起因。

さて2018年、既にBruno MarsとCardi Bの邂逅はじめ、
GAGLE、asuka andoといった名盤確定が押し寄せており飽く事なき音楽事情。

備忘録として。
2016後半から定額制の音楽サービスを使い始めた事により、
作品への向き合い方が大きく変化した2017年。

それでは2017を振り返り。





これぞNY Chill Out。
20歳時点でのこの才能、今後どこまで開花してしまうのか恐ろしさまで感じてしまうMellow。




鍵盤というフィールドでもまた異質で濃厚なザ・ピアノを頂ける。
Mndsgnとは日々どんな会話を交わしているのか...




前作よりコンパクトに、よりメロディアスに。
まるで教師に優しく説き伏せられるかのような感覚。
Jazzは偉大でいて寛容であることに感謝。




ジャケット大賞は確定、更には内容においてもMVP級の逸品。
Micheal McDonaldとKenny Logginsの招集は天才音楽一家の特典。
ルーツをぶらさずに拡張した最中に完成したAORの提示は反則に近いクラシックの誕生と相成った。




ここにも若き精鋭が。
エレクトロで括られると可哀想な程の豊かなメロディーメーカー。
母がUSと知り、ただのUK臭がしないワールドワイド感も納得。





メロディーと言えば彼も。
殿下の意思はここでも受け継がれていく。
しっかりとJill Scott、染みないはずがない。
強めの雨の中、洒落た茶店へどうぞ。




十二分に西の常夏風を感じもするが、彼のメロディーは時に厳しい程の哀愁がある。
その絡み具合が傑作としか呼称できない理由なのかも。
お見事。
小生が好きなDJは全員この作品からフロアに落としていた。




chi-city未だ強し。
ある程度予想はできてたがそれ以上のエリカ味。
ムツゴロウ氏の影響はここにまで派生してるとは。




ようやくのデビューアルバムは重厚な一撃に。
美しくも図太い太さを持つ彼女の喉は確かにBaby Girlの魂が宿っているのかも。
メジャーシーンでCoolで芯の強い歌姫は久々。




90's・808・シンベ・Quiet Storm・Diva...
EPとしてはこれ以上ない作品。
アナログの未リリースだけが唯一の不満。




ELLA MAIといいあの頃の匂いを纏わせて魅了する才人が最近は後を絶たない。
Soon As I Get Homeのマイアミカバーには唸った。
Before I Doでだめ押しを喰らう。
未だ涙は乾いていない。




Divaが続いたところでこちらも相当に聴いた作品。
完全なる自分勝手な解釈で恐縮だが最もHIPHOP SOULを浴びた気にさせられた。
最新作を聴いて、もしかしたらこの路線はこれだけになるかも
と少し悲観してるのだか、さてどうなるか。
彼女の生い立ちからくる声でDistractionを歌われたら敵うものなしかと。





HIPHOPの特色に「中毒性」を挙げて良いのならばすぐにこの作品を。
理屈を探す事はせず、良いビートとラップ、独特のアイディアだけ。
敢えて記すがこのお二人は本当に極上の技術を持ったラッパーだと思う。
もちろんAutomatic氏のビートに唸る。
Don't Stop The Music、際立っていた。




Chaki氏とのコンビに首ったけ。
感嘆。絶句。
SZAと同じ時期に初聴、最初の3曲目までは
毛色が類似しているかと思った矢先のDetox。
陳腐な表現だが踊るしかない転換で一気に引き込まれた記憶。
一枚聴き終えると疲れさえ出る重心の低い傑作。
その疲れが壮大なドラマを見てるかのような最高の快感に変換される。
最後のS/Oは何故か泣けるほど勝手にシンクロしてしまう。




してそのSZAも漏れる理由無し。
グラミーは残念だったが良作は歴史に刻まれる。
Doves In The Windで首を縦に振れない人とはうまい酒は飲めない。




結局彼の音楽が最も好きなHIPHOPなのか、と心酔した。
来日も話題になっていたようで国内でもやはり
小生みたいなおじさんが少しでもいると思うと心強い。
過去作ももちろん素晴らしいがほぼほぼ完成系に近いと言っても
遜色ないようなクオリティー。




最も好きなHIPHOP、こちらも該当。
苦心があったからこそのこれ以上ないアルバム構成に着地したのかと。
語ると終わらないので個人的な決定打を簡単にまとめるとNottz起用、
Scenario (Film)〜Prideの流れ。
己のイヤホンからミチヨシのラップが流れてくる日が来るとは。
最後のHeroもニクい。
ほら終わらない。




P氏とのコンビも最高だったStuts氏のこちらのコラボ作もまた味わい深い。
既に風格すら感じるそれに到達している。
秀逸なPOPS作とも堂々と言える。




Dさんプロデュースによる「BE」にノックアウト。
飛び道具にも近いこちらはJackなDJ諸氏たちにはチェック必須かと。




単曲としてはこちらも忘れ難い傑作。
サビのメロは特筆に値する、それはそれは素敵なbabe。




こちらも相当な話題に。
ジャケット大賞、ここにもあった。
このご時世においてFreeの調理、乗せる田我流氏、
歌うBobby氏の絡み合いは世に出るには十分過ぎる理由。




息長く西東京を根にスピットし続ける漢の新作。
継続の力にはなにより説得力があった。
これからも徐々に徐々に。




先日は「梯子酒」にはじまり、
「Future Is Born」で〆るプレイをさせて頂いた。
タイトルに偽りなしのクラシックがまた誕生。
個人的にも非常に思い入れが強い作品。




継続と言うと年季が違う。
あの頃の声とは確実に異質なものだが
経年による渋みが感動に近い感覚さえ覚える。
周りを囲む面子はしっかりと現行を疾走する猛者たち。
何の不自然もないMaryがいた。
やはりKAYTRANADAに弱いらしい、全てがツボに入る。




これもそうだ。
が、KAY氏は置いておいたとしても彼のラップは無視できず。
joeyと並んでHIPHOPのアルバムとしては大分リピートした。
DCのシーン、全くの勉強不足。
非常に楽しく心強い参考書のよう。
夏場はSummatimeで涼ませてもらった。




こちらも聴き込んだ。
正統派という言葉以上でいて、先人達への敬意と憧憬の匂いが嫌という程
匂ってくるラップとアルバムの構成には喜びを禁じ得ない。
Terrace Martinのしっとり度に衰えがない事も確認できた。




説明不要。
逆版といい、常にトップである要素を山の如く投下。
半永久的に楽しみにさせてくれるまでの存在。
ライブでのあのようなU2の起用を出来るのは彼だけか。





ここまでの存在になると賛否両論は至極当然。
若干腰を低くしたジガを小生は楽しめた。
トラックも90's~00'sを感じさせ、且つ、
敢えてのインスタント感があって親しみやすかった。





ジェェェェェーーー




ずっしりとした作品の後に効果的だった。
決して軽いと言っているのではなく、多種多様のふれあい方がある、と。
ご多分に漏れず彼の人柄と息子への愛には実にほっこりさせられた。




これもジャンルは違えど↑と同じ作用があったような。
軽やかに35分を過ごす事ができるありがたい清涼剤。
小生にとっては決してマストではないけどどこかで必ずいて欲しい存在。





既に2018のベストに入るアルバムを紹介したいところではあるが、
こちらのシングルも素晴らしいラヴァーズロック。
MVもうっとりの出来映えだった。




クイーン・オブ・ ソウルと呼ばれた方のカバーをするのは
揺るぎない現在のクイーン・オブ・ ソウルでしか完遂できず。
カバー曲のあり方については人それぞれの理論はあるが、
個人的にはこれぞカバーの意味、くらいに納得。




尽きないDISCOは何処まで続く。
Julyを聴き終わるとMayerのソロ作に手が伸びる、恐ろしいシナジー効果。
気楽にまた日本へ。




コチラ側の人間が一斉に振り向いたなんて表現は乱暴だろうか。
少なからずその一人であった自覚がある。
ジャンルなんて関係ないのは百も承知でいるつもりが、
この作品でまた色々と己の思い込みに気づかされた。
Heatstrokeでのお三方のハーモニーが爽快感1000%。




Get You一発での爆発。
ストリーミング時代だからこそのダイヤの発掘。
カナダには埋蔵金がどれだけあるのか。




唯一無二の至高の声色には抗う事は不可能。
1曲目からこれでもかと胸を締め付けられ、やるせない。
この声だから成せる事。




今年もアイドルの新作を味わえた。
しかも相当なボリュームで。
確固たる軸を携え打ち込まれるR&Bは安心の質と新たな発見を常に享受される。
別名ラッパー活動もここ最近の諸作で良く生かされているように感じる。




アナログ2017という事で。
クラシック確定のNew Eraはここに記さねば気が治まらない。
媚びずに素で滲むPOPSには本気の躍動感がある。




2013の優勝発言以降、全ての面で衰え知らずで君臨し続けるミセス可憐。
Dorian氏とのコンビは今作で鉄板の様相。




City Pop隆盛の中でも素通り厳禁。
City Lightsの幕開けは今作の気合いとか決意とか、
そんな熱さを感じた見事なコーラス。




これを待っていたなんて言いたくなるくらいにカッコいいアルバムに出会った。
自分が欲しい要素をほぼ完璧なまでに披露してくれている偉大な内容。
プロデュースも好きな方々ばかり、賞賛も必然か。
全てが大好きだが特にgrooveman Spot作の
「Conditional」は昨年一番頭をループした曲かもしれない。
彼のBeatを乗りこなす日本人のシンガーはそういない、はず。




いつかgrooveman Spot作を聴いてみたいと妄想。
さて、今作はキャリア初のライブ盤。
無念、足を運べなかったライブとなったが
そんな時に限って最高過ぎるセットリスト。
存分に楽しんだCDと同時にライブに行けなかった後悔も付き纏う作品に。
行けるときは絶対行っとけ。








今年も徒然と。
また現場でお会いした際に酒の肴にでも。

それでは今年も良い年になるよう!




2017年1月5日木曜日

Fav Disks 2016

あけましておめでとうございます。
今年も何とぞよろしくお願いします。

毎度のセリフ、あっという間の1年。
元々偏った聴き方をしている方と自覚していますが
今年は更に偏りに偏った音楽紀行になったような気がします。

毎年同様、順不同です。
ではいざ。



Odd Futureのタレント力を見せつけられました。
[Dapper]しか聴いてないのはもったいない優れたアルバムです。







↑「My Own」でも客演、実力を見せつけていました。
彼は高確率で自分の嗜好品に絡んでいます。
フロアライクなモノは少なめなだけにじっくりと付き合えそうな一枚。







彼も↑JMSNと過去にコラボしていましたね。
トラック、客演、それぞれ幅の広さに驚かされました。
にも関わらずアルバムとしての軸がしっかりある事がそれ以上に脅威。
Craig Davidに歓喜するおじさんはここですよ。







毎度言うことなしの氏。
Cosmic Loveに何とも言えないモヤモヤ感があり、
Benny Singsの共作クレジットを目にして一気にすっきりした記憶。
7inchは当選出来ませんでした。
お持ちの方はいらっしゃいますか??







となると次はこちら。
Mayer氏との[Game Over]は間違いなく2016の傑作。
その他の曲もJack氏の手によりミスターAORを最大限に引き立てたのではないでしょうか。
Dennis Williamsもまだまだ歌っていました。
(パート少なかったですよね)







Jack繋がりで(苦)。
[Doublin' Down]の7inchを逃してからずっと待ち侘びていた待望のLP。
アルバムとしても非常に完成度が高く大満足でした。
Cool Uncleがアーバンならばこちらはヴェンテージ感満載のSoulといったところでしょうか。







玄人からのPropsを猛烈に集めていた彼女達。
その理由がしっかりと感じられる世界観。
ほぼ全編に渡りシンセが効いた心地の良いSlow Jamを浴びせてくれます。
現場でもMIXでも[The Greatest]はかなり耳にしました。







年末でやってきた傑作。
LPが待ちきれません。
D様や殿下的(もちろん更に辿ればSlyやジミヘン)、と言えば話は簡単ですが
それ以上のエッセンスを多分に含み、且つ昇華させていて異常な程に引き込まれました。
多彩な才能を持っている方でこれまでも良作を生み出しておりますが、
今ここでこれをリリース出来る事が本当に凄過ぎます・・・








来日もあり、2016はAnderson .Paakの年だったと感じる方は多数いらっしゃるのでは。
言うまでもなく[MALIBU]は傑作ではありますが、
個人的に期待を寄せ過ぎてしまった為、NxWorriesの方に軍配。
KnxwledgeのBeatに大いなる愛着があります。







リリースすれば必ずチェック、小生のアイドルは今作も裏切らなかった、
と確信しているのですが日本で話題になっていないような。
確かに過去作と比べると若干パンチがない様にも感じますが、
彼の声は相も変わらず美しく七色でいて永遠に聴いていられます。







失礼を承知で、前作を上回る出来に予想外過ぎて感動。
「あの頃」と「現行」の共存の難しさは長くシーンにいる方ほど知る
切実な課題だと思うのですが、今作はその塩梅が絶妙です。
そんな風に聴き進めていった末に出会う[What We Gon' Do]が涙腺を緩めました。







彼女達もSWVの背中は少なからず見ているはずです。
時代が進めば音楽の形態も当然変わっていく中で彼女達のアプローチは
新旧を取り込む小気味いいR&B・POPの香りがします。
人によってはチャラいなんて片付けられちゃったりもしますが、
TOP40系のグループでは今後に期待してしまいます。







突然のリリース、フリーDLと話題騒然だったこちらは
彼女の作品で一番リピートする結果に。
抜群の歌唱力は更に艶を増した印象でslowほど染みました。
[Work]の話題と反した聴き方で楽しんだひねくれ聴方。







偏った聴き方の原因。
「偏った」のはジャンル的だったりトレンド的な意味もあったのですが、
これしか聴かなかった偏りの意味合いが強いのです。
もはや説明の余地無し、2016国内最大の話題作といっていい作品が
小生にとっても例に漏れずそうなりました。
初聴、最後まで聴く事なく[俺の彼女]の冒頭を脳が通過した時点で
傑作の予感が胸を突き刺し、そのまま一瞬で50分が経過し的中。
深い意味はなく、ただ単純に音楽って良いな、日本人って良いなと思わせてくれました。
あとエヴァンゲリオンもかな。
ありがとうございます。







1曲のパワーで言えばこちらも計り知れませんでした。
聴けば誰しもが多幸感に包まれるディスコチューンはKINGとPushim氏でしか作れませんね。
ご本人もMVを「宝物」と表現していて、
現場でも大事に、素敵にかけたいと思う所存でございます。







[ミチバタ]から10年。
彼女なりの集大成。
彼女の音楽に入門する方はその全てに驚愕し、
概知の方は「やはり凄いな」と再確認する事請け合い。
日本Femaleラッパー界の「宝物」。







最高なダブルサイダー。
両面ともにトラックとラップの経験値が高レベルで合致していて「かっこいい」しか出てきません。
こんな作品がもっとアナログでリリースされて欲しいです。






このオマージュは生半可で出来るものではございません。
日本語ラップファンを見事に唸らせた上で
もう勘弁して下さいって位の愛情と敬意が畳み掛けてきました。







Microphone Check 1, 2, What Is This!?
Phifeに別れを告げる復活作にして最後の作品は
今後もじっくりと何度も聴かせてもらいます。
期待値というものは自身でコントロールするのはなかなか難しくtoo muchになってしまうもの。
Tribeです、もちろんその状態で臨んだ訳で最初は正直パッと来なかったのですが、
リピートすると既にジワジワ来ている気がしています。







発売日をAliciaの新作と重ねて話題が奪われしまったとの情報があるこちらですが見逃し厳禁。
BilalとKarriemが多くを関わっているので大好物は保証済み。
デビュー以来Commonのラップは常に縦横無尽です。







そのAlicia。
卓越したヴォーカルとピアノ、ソングライティングを維持し続ける限り名作が生まれていくのでしょう。
声のハスキー加減が若干ですが増した様に聴こえ、そこがまた経年の味わい。
[She Don't Really Care_1 Luv]でのRoy Ayersは鳥肌。
次回作はもう[Alimatic]やってもいいんではないかと。
それと、怒られてしまうかもしれませんが化粧した姿もたまに見たいですね。







[Thought It Would Be Easier]がとにかく素晴らしくて。
すぐさまD様の[Cruisin']レミニス。
殿下も惚れた美声はBarでゆっくり味わいたいコース。
どうやらHiphop系統の路線を蹴ったようですがいつかはそちらも拝聴したいもの。







前作も好盤でしたが今作はより好み。
当人発言の通り、現行最新の鋭利なbeatセンスを持ってして
見事な80+90の世界観を堪能させて頂きました。
例のあの話(噂)は完全に度外視しての感想です、あしからず。







尊敬するコロ先輩によるDaft Punkカバー。
当初はスルーした(先日ご本人にも正直に伝えた)のですが、
いつかの青山蜂でのDJ KUMIKOが佳麗にこの曲をPlayして翻意しました。
原曲よりLowにしたトラックにBobby Bellwood氏のヴォーカルがRawに響きます。
ちなみにDJ KUMIKOのMIX[Nite Class]も傑作ですよ。







結果的に国民のアイドルへの手向けという形に。
本当に素敵な曲。
解散は寂しいですがこんな風にして生き続けるでしょう。







ここ最近、アルバムのイントロで猛烈に突き刺さったものがなかったと気づかせて頂いた作品。
この手のやり方に滅法弱い。最高です。
普段あまり歌詞にそこまでフォーカスしない自分も
[週末はソウルバンド]をはじめ、ほぼ全曲に渡りダイレクトにそれが響いてきました。
多くの方もそうであろうと想像に難くない。
mabanua氏のProduce力にも脱帽。







↑[ミラーボールの神様]でも共演していたアスキーは今年も良作を届けてくれました。
去年掲載した傑作[mellowmoood]も2016無事にLP化もされて至福。
2016の3作品全て素敵な中で、特にこちらにノックアウト。







図太いBeat、確かなサンプリングセンス、ヘッズからの支持を得る要素を
容易に持ち合せたMPC才人は事もあろうか「卓越した歌心」までをも有していた。
その結果の作品と理解しています。
CHIYORI氏の歌が聴けたのも個人的に嬉しかったです。







お二方のコンビネーションを否が応でも喰らってしまう好作。
[Swing at somewhere feat. コトリンゴ]にはしばらくやられっぱなしでした。
こちらもとにかくLPを...







Big Poppaのgrooveを東京の夜に落とし込んだ
寝耳に水な温故知新クラシック。
明け方のクラブでブルースを浴びせたいし、
浴びたいと思わせてくれました。
※この7は正確には2015ですが収録アルバム
[PHONETIC CODE]が2016という事で。
アルバムも素晴らしいです。







多くは語らずで笑
ハンパじゃないPlayerが集結し、ただただかっこいい演奏。
現代版タイマーズ!なんて安っぽいコピーしてはいけませんけど、
そんな感じで相当楽しませてもらいました。







「しっとりさん」の今作は持ち味をしっかりと注いだ上で、よりJazzへ回帰した印象。
個人的には過去作のR&B傾倒気味なアプローチも
非常に好きなのですが良作に相違無し。
[Turkey Taco (feat. The Emotions & Wayne Vaughn)]での
P-FunkでG-Funkなブツを収録する辺りも飽きさせませんでした。







久々「超」が付く正統派の登場では。
キャリアは相当長い様で、featの面子を眺めても納得。
ヴォーカルは正にD様、殿下(この表現使い過ぎで申し訳ないです)スタイル、
楽曲に関しては意外とズブズブに黒、って訳ではなく
若干UKよりな洗練されたエッセンスも取り込んでいるそれでしょうか。
何にせよ手にせずにはいられないのは確か。







たまたま日本人と分かっていましたが、
そうでなければ間違いなく洋として聴いていたでしょう。
[Once]を聴いて腰を抜かしました。
過去に掲載したINCやShy Girlsに通じる
エレクトロdown beatスタイルとでも言いましょうか。
思い切りゆっくり首を振れます。







こちらも同じく思いきりワールドワイドな国産dope beat。
yahyelよりHiphopエッセンスが強め。
2016は↑とこちらの2作のずば抜けたセンスに歓喜させて頂きました。
“エクスペリメンタル・ソウルバンド”、仰せの通りだと頷けます。







前作からのブレが見事なまでに無さすぎて目を丸くしました。
殿下、Bowieへの追悼は彼のスタイルを無理に崩す事なくごく自然に執行。
加えてもちろんMJへの愛も変わらず
降らせてくれるんですから、これ以上の事はなし。







先行の[24K Magic]を聴いてある程度の予感はしていましたけど
まさかここまでやらかしてしまうとは。
これまでも小生の数少ない超トップアイドルでしたけど今作で殿堂入りレベル。
本当にやってのけたなぁ、と感嘆するのみ。
コレがたまらなく好きだという方とは確実に美味しいお酒が飲める事でしょう。
先日はTeddy's Jam→Finnessへと展開させて頂きました。
Keep Swingin'!!







最後は言わずもがな。
デビュー30周年記念のコラボアルバム。
愛してやまない名曲[FOREVER YOURS]のリリックは
Oran "Juice" Jonesによるものだとかが現場に浸透して欲しいなと切に願ったり。
盟友MusiqとのSUKIYAKIもA taste of honeyを通じ、総じてSOUL愛と汲み取れます。







以上。
次点としては

・starRo[Monday]
・Chance the Rapper[Coloring Book]
・Norah Jones[Day Breaks]
・Corinne Bailey Rae[The Heart Speaks in Whispers (Deluxe)]
・Jones[New Skin]
・Jacob Collier[In My Room]

といったところでしょうか。


今年も皆様との酒の肴になれば幸いです。
2017年も気持ちの良い音楽がたくさん聴けますよう。